情熱を以て殴れ

イベント・映画・漫画など、コンテンツについて好きなだけ語ります。

いとくず通信 vol. 2

続き!ました!いとくず通信です。

今回は、ゲーム+美術展2本立てです!

 

 

その1 Hollow Knight


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ゲームです。もともとPCゲームでsteamで取り扱われていたんですが、最近switch版が発売されました。前々から気になっていたところに、同居人が購入したのでこれ幸いとちゃっかりプレイしはじめた次第です。ソフト1つにつきセーブデータが複数作れますのでね。

switch版も結構売れてるみたいでちょこちょこ取り上げられているのが嬉しいです。

このゲームは、虫の世界を舞台としたちょっとダークな雰囲気の横スクロール型RPGなのですが、キャラクターはコミカルで可愛らしいですし背景も音楽もとっても綺麗。デフォルメきいてるので虫が苦手な方でも大丈夫だと思います。たぶん。

目的や世界観の詳細については、ぶっちゃけまだわかりません!何故なら私もはじめたばかりで、手探りで進めているところだからです!!冒頭から説明やチュートリアルは少なく、ゲームを進めるうちに少しずつ全貌が見えてくるというつくりになっているようです。

さらに、ルートも定まっておらず、地図を入手するのにもそこそこ労力を要するので本当に手探りで進む羽目になります。いつの間にかステージが移り変わっていて、尋常じゃないくらい強い敵に出くわしてしまって死ぬこともあります。そう、このゲーム、初っ端からめちゃくちゃ死ぬんですよ。(※単純に私がゲーム下手な可能性は否めない。)

それでも己で体力を回復させる救済措置はあって、めちゃくちゃ死ぬけど一生懸命がんばればクリアできる、心が折れるほど難しくはないです。

この自由度と難易度のバランスが個人的にはかなり評価高いポイントですね〜。

ここ最近はひたすらこのゲームに時間を吸い取られていて、他のソシャゲや漫画に割く暇がありません。ここまで熱中したのは久しぶりのような気がします。お値段もインディーズゲームらしい手頃な価格ですので、この夏新しいゲームに挑戦したい方にはぜひ!おすすめです!

teamcherry.com.au


 

その2 毛虫のボロ


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先日、三鷹の森ジブリ美術館に初めて足を運びました。ず〜っと行きたかったんですが、なかなかチケットを取れなくて。

三鷹の森ジブリ美術館はみなさんご存知の通りジブリのテーマパークのような美術館です。ジブリ作品もさることながら、「アニメーション」という芸術のひとつの形にフォーカスした展示もたくさんあって大変刺激的でした。


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中でも私が一番衝撃を受けたのは、宮崎駿作のショートアニメーション作品、「毛虫のボロ」です。

 ストーリーはシンプルで、この世に生を受けた毛虫・ボロが自然の厳しさを目の当たりにしながら生き延びる、というもの。この作品はストーリーそのものというよりも、虫から見た世界を描くことに注力されているように感じました。

とにかく観察眼と想像力の深さに度肝を抜かれます。空気や光といった目に見えないものの可視化の形、毛虫から見た葉の肉厚さ、天敵のおどろおどろしい姿などなど…ただ目線を低くして周囲の物のスケールを変えただけではないこだわりがひしひしと伝わってきました。

それから、この作品ではすべての音声をタモリさんが担当しています。ボロやその他の虫の声だけではなく、水が植物の中を流れる音や糞が落ちる音など、あらゆる音を声と息で表現していました。この表現力の幅の広さにも感心させられます。

風立ちぬといい、駿さんは音声も作りたいんでしょうね。これは私の想像でしかありませんが、アニメーションにはたくさん想像を詰め込む余地があるのに、音声は実際の物音を録音したり再現したものになるので遊びが少なくておもしろくないのかなーとか。あと、虫が捉える世界を人間世界の音で構成したくなかったのかなとも思いました。

ボロを見終わったあと、あんまりに衝撃的でしばらく言葉を発することができず、私にとってはそれだけインパクトのある作品でした。

館内限定で、おそらく常設上映作品ではない…と思うので、気になる方はお早めに!

www.ghibli-museum.jp

 

その3 ショーメ展

正式名は「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界―1780年パリに始まるエスプリ」という展覧会です。簡単に言うと、18世紀から続く宝石職人一族の作品が当時の背景を交えながら展示されています。

場所は、東京駅から歩いて5分くらいのところにある、三菱一号館美術館にて開催されています。こちらの美術館は以前レオナルド・ダ・ヴィンチミケランジェロの手稿が展示されてたときにも訪れているのですが、風格ある赤レンガの洒落た建物です。中庭も綺麗に整えられていますし、のんびり過ごすのも気持ち良さそう。オシャレcaffeもありますよ。


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実のところ宝石に対して私はそこまで関心がなくて、今回も誘われたからついてっただけだったのですが、実際に入場すると熱心に見入ってしまいました。単純に宝石の美しさに惹きつけられたというのもありますし、職人たちの情熱に魅せられたというのもあります。とても100年や200年前の時代に作られたとは思えないほど繊細で優雅な作品ばかりでした。レーザーや金属加工機が無かったはずの時代に一体どうやって作っていたんでしょう…。

作品の中にはナポレオンが戴冠式肖像画を描いてもらう際に実際に身につけていた装飾品や、フランス王家の王妃たちが愛したティアラやネックレスといったアクセサリーもありました。まさか生きている間にそんなもの拝めるとは思っていませんでしたね…。「この人たち実在したんだ…」という気持ちです。

それから、植物や動物をリアルに再現したものや、中国・日本といったアジアの文化を取り入れた装飾品もありました。特に植物モチーフのアクセサリーは素敵でしたね。当時の職人たちの勉強熱心さが見て取れるようで面白かったです。


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あともう一点、この美術館は本当に気配りが行き届いているのが素晴らしいんですよね。広さの割にスタッフさんが多めに配置されていますし、順路の途中に休憩室が設けられてたりあちこちにストールが置かれていたりと、とにかく快適に過ごせるように考えてあります。

今回訪れたのは祝日でしたがそこまで混み合ってなくて、ゆっくり見て回ることができました。9月まで開催している展覧会ですので、ぜひこちらで優雅な時間をお過ごしください。

mimt.jp

 

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