こんにちは。ちゃいこです。
話題の「天気の子」観てきました。
映像やら音楽やらに圧倒されて細かな記憶が吹き飛ばされてしまったのですが、残った感情をもとに感想を書き殴っておきます。
あらかじめ言っておくとイチ個人の感想ですからね!あくまでも!
ひとことで言うと、めちゃくちゃ良かった。めちゃくちゃ良かったです。正直これまでの新海作品の中で一番好きでした。
私は秒速から新海ワールド入りしました。
君の名は。以前の新海作品って、新海さんの描きたいものがこれでもかとぶっこまれていて、良い意味での新海さんの尖った変態性・オタク性が表れているんですよね。「きもちわる!!でもそれがよい!!!!」みたいな。
これが君の名は。では思い切り大衆に向けた作品をぶつけてきました。映像も音楽も進化していて文句なく素晴らしい作品だったんですけど、やっぱり私としては多少の物足りなさはありました。いや口噛み酒のくだりなんかは気持ち悪かった(良かった)ですけどね。
今度の天気の子は、そんな大ヒット作品の次ということで、いろんな企業とタイアップして広告バンバン打ち出されて、好きだったインディーズバンドが急にメジャーになって不安になるファンの気持ちを味わいました。このまま私の思う新海さんの魅力はどんどん薄まってしまうのだろうか…と。
同じ気持ちになっているオタクがいれば伝えましょう、杞憂です。
これまで、君の名は。やそれ以外の作品についても新海さんはいっぱい批判を浴びてきました。
でも、今作はそういった過去の批判も作品内に織り込んで、かつ自分の作りたいものを作った作品です(多分)。逆風をエネルギーに変えて創作する新海さんの気概をこの作品から感じました。
今回の主人公である穂高も周囲の反対にあいながら自分の想いをつらぬいてつらぬいて走り抜けます。作品の形と穂高の姿勢が重なっていて胸が熱くなりました。
俺たちの新海さんは、やっぱり最高のオタクだった。
てかTwitterで感想検索してたら「俺たちの新海」みたいな単語めちゃくちゃ見かけてちょっと笑ってしまった。みんな新海さんのこと自分たちのものだと思ってる節ありますね。
それからもう、これは言うまでもないことですが、映像と音楽の息の合わせ方はずば抜けてますね。生活音や喧騒の再現度の丁寧さもたまらない。本当に街中にいるみたいです。あとクライマックスでグランドエスケープが流れるシーンで爆泣きしました。あまりにもタイミングが素晴らしすぎて、感情が高まって。
ただ、事前のインタビューで新海さんが自らおっしゃっていたように、終わり方には賛否両論ありそうな気がします。私は全面支持派です。
こう…自分のために何か大きな犠牲を払うような話が無理だって人はあまり得意じゃないかもしれません。
いや〜〜でもほんと、良かった〜!!!!!
君の名はでちょっと苦い思い出があったこともあり、結構どきどきしながらだったけど、映画館に観に行って良かったです!!!
あの浴びるような雨音と水の描写は、是非スクリーンで観てほしいですね。
残りわずかな梅雨を楽しみながら過ごして下さいね。
それでは!
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