2月中旬、第一子を出産しました。
未だに自分に子どもがいるという状況に現実味を感じておらず、日々「うちに赤ちゃんがいる…」と思いながら過ごしています。
妊娠も出産も、人生でなかなかできる経験ではないので、せっかくだしレポを書こうとチマチマ進めているのですが、文章を読んだり書いたりする頻度が下がっているせいか遅々として進んでおらず…。
仕方ないので、忘れてしまう前に入院時に役立ったアイテムメモのみを先に放流します。
前提として、私の場合は計画無痛分娩予定→緊急帝王切開による出産でした。
計画分娩だと、入院予定日が事前に決まるため、自然分娩と比較すると入院準備に余裕があります。そのためギリギリに準備する方も結構いらっしゃるみたいです。
しかし、私は胎児が大きめだったため元々の入院予定日から急遽2週間ほど前倒しでの入院となりました。
よく言われることですが、出産は本当に何があるかわかりません。
これは計画分娩も同様で、入院予定日決定後に変更になることもあります。(破水等突発的なトラブルも大いにありえますしね。)
なので、入院の準備は、遅くとも臨月に入る前にはある程度整えておくことが大事だと痛感しました。
また、無痛含む経膣分娩予定だとしても、何かあるとどうしても帝王切開に移行することになってしまうので、帝王切開を視野にいれた準備をしたほうがいいです。
どっちが辛いという話ではなく、お腹を切る切らないで入院時のスケジュールや過ごし方が変わってきます。
いきなり帝王切開に切り替わってもとりあえずは大丈夫!という環境を作っておいたほうが安心できると思います。
やや話が逸れましたが、ここでは帝王切開での入院にて役立ったものを挙げています。
①産院が推奨する量の2倍の飲み水
これは病院によると思うのですが、私が出産したところはウォーターサーバー等はなく自動販売機のみ設置されていて、入院時には500ml×2〜3本用意してください、と指示を受けていました。
私は日頃からめちゃめちゃ水を飲むタイプなので、用心して5本ほど持ち込んだのですが、結果的に一瞬で飲み終わりました。
個人差はありますが手術の後は発熱することがあります。私の場合は39度くらいまで上がったせいでかなり喉が渇き、水を多めに持ってきたことに心底ホッとしました。
最悪ナースコールを押せば買ってきてもらえるとは言え、やっぱりそれだけで呼び出すのは心苦しいので…。
②「事前に使用テストをした」ストロー付キャップ
ストロー付キャップについてはあらゆる媒体やレポで必須アイテムとして紹介されており、もはや言及するまでもないレベルです。
手術直後は完全に寝たきりになり普通のペットボトルのままだと水分がとれないため、経膣分娩より更に必須度が高いアイテムだったと思います。
ただ、私が購入したダイソーのキャップは、持ち込んだサントリーの天然水のボトルには取り付けられませんでした!!!!
私も今回初めて知ったのですが、ペットボトルというのは、いろはすや天然水など水のボトルに当てはまることが多い半透明のキャップのペットボトルと、それ以外のペットボトルだと口径が異なっており、ダイソーのキャップはこの水のボトルには合わないようです。
手術後は基本的に水以外飲んではいけないので、結果的に私はペットボトルから自力で水を飲むことができず、看護師さんに大変ご迷惑をおかけしました…。
入院する前に!用意したキャップとペットボトルのサイズが合っているか確認しましょう。
ワンプッシュペットボトルキャップ(ストロータイプ)jp.daisonet.com
③デリケートゾーン用のソープ
産後は当然ですがデリケートゾーンが血や悪露で汚れてしまいます。ボディソープでも問題ありませんが、専用ソープがあるとしっかり洗えますし臭いも軽減するのでおすすめです。
あと、帝王切開の場合、入院中に傷口も洗わないといけないのですが、私はここでもデリケートゾーン用のソープを使いました。(普通のボディソープより刺激弱そうじゃないですか…?)
経膣分娩の方が会陰切開跡を洗うときも良いかもしれないです。
④めぐりズム
産後は体がガタガタになって血行が終わるので、体を温められるめぐりズムのシートは重宝しました。
特に良かったのは足に貼れる「じんわりスチーム 足パック」です。
私は産後、画像のとおり足の甲が倍くらいの厚さに浮腫んでしまいました。入院中はシャワーのみのため、少しでも足の血行を良くするのに使用しました。これで浮腫みが完全になくなるわけではないのですが、多少楽になってよかったです。
経膣分娩の方でも浮腫む方は浮腫むみたいですね。
ちなみに、この足の浮腫みは退院後に毎日足湯をしているとかなり回復が早まりました!
大体の方は産後1ヶ月浴槽に浸かることができずシャワーのみのお風呂タイムになると思いますが、合わせて足湯も試してみてください。
⑤大きめの靴
上記に関連して、ピッタリサイズの靴だとマジで足が入らなくなることがあります。
院内で履くスリッパや靴もそうですが、退院するタイミングでもまだまだ浮腫んでいることがザラにあるので、入院する際に大きめサイズを履いていくと安心です。
⑥帝王切開用の産褥ショーツ
産褥ショーツにはクロッチだけが開くタイプと、サイドも開いて全開にできるタイプがあります。
産褥ショーツは産後直後しか使わないので、経膣分娩予定の方の中にはクロッチだけのタイプを用意したり、もはや産褥ショーツを買わずに大きめの通常ショーツで対応される方もいらっしゃるようです。
が、帝王切開になると1-2日は寝たきりのため、看護師さんに体を拭いてもらったり産褥ナプキンを交換してもらったりすることがあります。その時には全開タイプのほうが圧倒的に適しています。おそらくクロッチだけのタイプだと傷周りが痛すぎて大変かと…。
なので、どんな分娩を予定していても、1枚は全開タイプがあると安心だと思います。(病院によっては院内販売してるところもあるかもしれません。)
また、いずれのショーツを使用するにしても、産褥パッドがかなり大きいのでサイズはゆったりめ、ショーツのゴム部分が傷に被ると泣くことになるので股上は深めのものを選びましょうね…!!
⑦冷えピタ
授乳の練習を始めると、最初の方だけ胸が張ることがあります。
この「胸が張る」、生理前よりちょっと痛いくらいかな?と思っていたのですが、全然違いました。甘すぎました。
ガチでガチガチの熱い岩、鎖骨の下から脇の下までパンパンに赤く腫れて、寝返りをうつことすらままならなかったです。体温計で検温しようとしても胸が熱すぎて正常に測れないんですよね。
これを解消するためには赤ちゃんに飲んでもらうしかないのですが、傷が痛んで授乳が難しかったため赤ちゃんは預けており、飲ませることができず。
搾乳はやりすぎるとより悪化してしまうので、胸を冷やして母乳の生成スピードを抑えながら耐えるしかありません。
冷やしたところで痛みは引きませんが、ないよりずっとマシ、という感じです。
⑧体をキレイにできるアイテム
帝王切開は傷口がある程度塞がらないと濡らせないため、経膣分娩よりシャワー再開が遅くなります。かつ、傷が痛すぎて起き上がるどころではないので、洗面所で顔を洗うことすらままなりません。
そのためボディシートやドライシャンプーを持っていくとQOLがあがると思います。私は顔を含めて全身使えるAgデオのクリアシャワーシートを購入しました。
私だけかもしれないのですが、手術でよっぽどストレスがかかったらしく、顔がオイルを塗ったのかくらいヌルヌルになり、そのまま3日シャワーの許可がでなくて気が狂うかと思いました。
毎日先生に「今日はシャワー浴びられますか?」って聞くほど辛かったのを、なんとかシートで乗り越えました。
以上、私の入院ライフをギリギリ保ってくれた神器たちでした。
入院バッグ・分娩バッグについてひとつ言うと、お産中に看護師さんや助産師さんがバッグから荷物を持ってこられる場合があるので、「何がどこにあるのか」をハッキリ覚えていたほうが吉です。
私はこれを明確にお答えできず、度々ご迷惑をおかけしています。整理整頓できなくてごめんなさい、という懺悔…。
元々経膣分娩を予定していたところに、お医者さんから緊急帝王切開と言われると恐怖と不安と申し訳無さでいっぱいになります。
でも、すぐに赤ちゃんと会えますし、痛さ辛さも意外と乗り越えられます!
もしこの先出産する人がこれを読んでいたとしたら、本当に大丈夫だよ〜ということをお伝えしたいです。
それでは、皆さんが素敵なお産を過ごせて、元気な赤ちゃんと会えますように!