情熱を以て殴れ

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映像を見る会 '25夏

映像を見る会とは

「是非みなさんにも見て欲しい」「気になってるけどなかなか腰が重くて誰かと一緒に見たい」といった映像を1人1本持ち寄り、みんなで見る会。今のところ映画がメインだが、アニメでもライブ映像でもなんでもよい。上映時間制限も特にない。

今回は比較的古い作品が採用された印象。特に邦画は古いと時間が長いがちなのでカロリーが高くなることが多く、他の作品でバランスをとっている。

 

今回の作品

※【】内は選定者名

 

①「新幹線大爆破」(1975、153分)【はな】

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ネトフリで話題になっている…方ではなく、その元となった1975年のバージョン。高倉健千葉真一など平成生まれでも聞いたことのある大俳優の名前がずらりである。

これが思いのほか良かった。もっと車内や鉄道会社が慌てる様子にフォーカスしたパニックものかと思っていたけど、事件解決までの道のりや犯人側のバックグラウンドがしっかり展開されてヒューマンドラマとしても面白かった。

警察のことがちょっと嫌いになりそうだった。

やっぱりこの時代の邦画のタイトルシーンはテンションが上がってしまう。手を叩いてはしゃがざるを得ない。

 

②「ギャラクシー・クエスト」(1999、102分)【ねこを】

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ポスターもサムネも見るからにB級映画でそこまで期待していなかったけど…これもおもしろかった。

宇宙人が昔の人気ドラマシリーズを現実のものとして崇めていた…という設定が個性的で、メンバーが度々滲ませる気まずさ・良心の呵責が良い。

あとはアラン・リックマンの役が滋味深い。ちょくちょくセブルス・スネイプを感じる心の底の温かいキャラクターで、あんなトンチキ衣装を着せられているにも関わらず胸が熱くなってしまった。

 

③「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」(2019、130分)【クララ】

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キャラクター設定こそ尖っているもののストーリーは王道なミステリー映画だった。

「嘘をつくと吐いてしまう」というマルタの設定や、お互いを罵る会話劇にコメディぽさもあり、そこまで気負わずに観られた。

個人的には「ハイテンション・ノンストップ・ミステリー」というポスターの煽りはあんまりしっくりこないかも。

息子の妨害に遭い途中見られなかったのが無念。

 

④「マルセル 靴をはいた小さな貝」(2021、90分)【ちゃいこ】

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人間と共に暮らす小さな「貝がら」の少年の話。

実写とストップモーションを掛け合わせた技法で作られており、ストップモーションって本当にクレイジーだねという感想を抱く。

小さなマルセルの健気さが胸を打つ。新しいことに挑戦して、失敗して、挑戦することが怖くなる…マルセルの感情に共感する。何度見てもどこか寂しく、そしてじんわり温かくなる映画。

監督のディーンはなんとこの映画のあと実写版の「リロ&スティッチ」の監督に抜擢されている。マルセル、良い映画でしたもんねえ。スティッチもどこかのタイミングで見たい。

 

⑤「劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスラティオス」(2002、72分)【テル】

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やっぱり俺たちの"ポケモン"というとこの時代になるわけです。

72分という短い上映時間の中にコンパクトにまとめられたドラマチックなストーリーは何度見ても満足度が高い。セレビィもそうだけど、伝説とか伝承とか、時を超えたストーリーってわくわくする。

演出も音楽もオシャレで、よく話題になっているサトシとラティアスとの追いかけっこのシーンはやっぱり秀逸!

悪役お姉さまコンビ、キャラデザと声優さんいいな〜と思ったら神田うの釈由美子なんだなぁ。声優うまい。

 

ノミネートしたけど選考から漏れた作品

・「岸辺露伴ルーヴルへ行く」(2023)

・「クルエラ」(2021)

・「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」(2022)

・「名探偵コナン 漆黒の追跡者」(2009)

・「ビートルジュースビートルジュース」(2024)

・「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」(2017)

・「罪の声」(2020)

・「レッドクリフ partⅠ」(2008)

・「オリエント急行殺人事件」(2017)

 

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