こんにちは。ちゃいこです。
意外と続いた「映像を見る会」第三回のレポートです!
前回はこちら。
映像を見る会とは?
各々がみんなに紹介したい映画(ミュージカル・舞台等も可)を持ち寄ってご飯を食べながら視聴する。
細かいルールはないが、大体他の人が見たことなさそうな作品を持ち寄ることが多い。
<今回の参加者紹介>
■ちゃいこ
私。グロい・暴力的な映画は基本的に苦手。クレヨンしんちゃんだいすき。
■ねこを
旦那。料理メイン担当。私と映画の趣味が合わず、なかなか私に付き合ってもらえないので悲しんでいる。
■花本
ちゃいこの中学からの同級生。邦画を幅広く観ている。今回ティッシュを大量に消費した。
エントリーNo. 5 SING(2016)/ちゃいこ
今回は私のチョイスから。
イルミネーション、ご存知でしょうか。ミニオンズ(怪盗グルー)やペットのシリーズなどを産んでいるアニメ製作会社で、ユニバーサル・スタジオの子会社です。
そんなイルミネーションが生み出した名作・SING。私の大好きな映画で、公開当時映画館に何度も観に行きました。ミュージカル映画好きな人はおそらくハマるのではないかと思います。
主人公は倒産寸前の劇場の支配人(コアラ)、バスター・ムーン。彼は劇場を再生させるべく奮闘してきました。しかしいよいよ借金で首がまわらなくなり、起死回生のラストチャンスが迫ります。そこでムーンが企画したのは、街中から人を集めて行う歌のオーディション。そこから事態が大きく動き出します。
ストーリーには取り立てて目新しさはなく、まあ普通に面白いかなってくらいなんですが、それを圧倒的に盛り上げる「歌」!アニメの中の観客と一緒にライブを楽しんでいる気持ちになりました。
吹き替え版で芸能人が声優に当てられていると何かと叩かれがちですが、こちらの作品は吹き替え声優陣の歌の上手さにも驚かされます。字幕版・吹き替え版、是非どちらも楽しんでほしい。
イルミネーションの作品って、性格悪いキャラクターが結構出てくるんです。たとえば、グルーの場合は初期のグルーが普通に嫌な奴。しかもその「嫌なやつ」は終始罰されないことも。
個人的にはそこがイルミネーションの特徴かなと思っています。「嫌なやつ」をちゃんと描くというか…ディズニーマジックによるハッピーエンドが大好きな方や、勧善懲悪を望む方はもやもやするかもしれません。
SINGの中の「嫌なやつ」も本ッ当に嫌なやつなんですが、声が某大物声優で歌唱力ガチなので許してやろう…。
エントリーNo. 6 鉄道員(1999)/花本
彼女がずっと「絶対に観てほしい」と言っていた作品。うちの父はあまり映画を観る人間ではないのですが、そんな父が唯一面白い映画として挙げていた作品でもあります。
舞台は冬の北海道。廃止が決まった路線の終点「幌舞駅」、そこで働く鉄道員(ぽっぽや)のある数日間の物語です。(観たことない人には予備知識なく観てほしいと思う作品でしたので、詳しくは触れずにおこうと思います。)
真っ白で厳しくて圧倒的な、北海道の冬の美しいこと……。まわりの冷たい景色が、人間のあたたかさをよりくっきりと際立たせていました。
私は小説『風立ちぬ』の静謐な空気感がとても好きなのですが、この作品に流れる空気もそれと同じでした。終わりを迎えようとする存在が放つ穏やかな雰囲気がじわじわと沁みわたります。
高倉健さんが演じる不器用で愛情深い昭和の男・佐藤乙松は言うまでもなく絶品でしたが、私が何より惹きつけられたのはまだあどけなさ残る広末涼子さんです。
本っっ当に玉のように美しかった。雪景色の中にあんな少女がぽっと立っていたら、間違いなく幻だと思ってしまいます。あんな透明な涙を流す人間を私は初めて見ました。
いや、まあ、広末涼子さんだけじゃなくて正直全員素晴らしかったですよ。一番なんて選べない。選べませんが、とにかく広末涼子さんが美しかったです。
冬の間に観れてよかった……と心の底から思える映画でした。数日間は「ぽっぽや最高だったな……」と口に出してしまうほどには刺さりました。
「爆泣きしてしまうから時間を置かないと観ることができない」と花本は申しておりましたが(気持ちは大変よく分かる)、私はすでにもう一回観たい。う〜〜〜っ、観たい……。
総評
今回ぽっぽやが本当に良かったですね……。名作であることは重々承知していましたが、中々手を出せていない作品のうちの1つでした。
SINGも当然良い映画ですが、こちらはそもそも私の推薦作品ですし、映画館でも複数回観て家でも観て……と何度も観ている作品だったので、流石に衝撃度は高くなかったですね。それでもノリノリになれるくらい楽しい映画ですのでこちらもぜひ観てね。
おまけ
前回はピザパーティーを開催していた我々ですが、今回はカフェと銭湯に行ってきました。
まずカフェ。絶対にパンケーキを食べたいという固い意志を持っていましたので、パンケーキが美味しそうなお店を探しました。選ばれたのはちょっと駅から離れている「RusaRuka」というお店です。駅チカのカフェはね……混んでてゆっくりできないので……。こちらのお店は席もテーブルも広々していてのんびりお茶することができました。
スイーツ系パンケーキはもちろんのこと、ごはん系パンケーキのメニューも多くてすごく悩みましたが、結局大正義・ベリー&ヨーグルトアイスのパンケーキに。パンケーキ自体がしっかりした重みのある生地でしたが、酸味のきいた爽やかな甘さでぺろっといけました!美味しかった!
(※恐ろしいことに一枚も写真を撮っていなかったため、画像はなしです。サムネはねこをが食べたチーズのパンケーキです。)
東京のカフェにありがちな強気な価格ではあったものの、たまの贅沢ということで大目に見ます(偉そうな口ぶり)。
銭湯は、駅から徒歩7分のところにある「みどり湯」さん。住宅街の中にあります。週末の夕方の時間帯ということで地元の方たちで賑わっていました。
追加料金なしでサウナを利用できるのが大きなメリット。私はサウナが苦手なので使っていませんが、サウナ&水風呂は結構混雑していました。
壁にはどーんと富士山!やっぱ銭湯は富士山ですよね〜。
ちょうどジェット風呂があいていたのでノンビリ話しながら水流に打たれていたんですけれども、ねこをによると男風呂からでも私の声が聞こえてきていたらしく、恥ずかしい……。そんな大声で喋っていたつもりはなかったのですが反省します。
しかし、熱めのお湯が気持ちよかったあ。
人混み嫌いなのと歩道が狭いのとで自由が丘はあまり行かないのですが、人気エリアなだけあって散策するのは楽しいですよね。
今回のおまけ話(高尚な休日トーク)はこれにて終了です。
次回の映像を見る会なんにしようかな…そろそろ『きっとうまくいく』とか出そうかな…。
おすすめ映画、あれば是非教えてください。
それでは!
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