こんにちは、ちゃいこです。
すっかり遅くなってしまいましたが、先週土曜日行われたUndertale×JAGMOオーケストラコンサートに行って参りました。
本当に、本当に素晴らしい演奏会でした。
※画像は公式ツイートより*1
Undertaleってなんぞや~って方は前回の記事をご参照ください。
そもそもJAGMOとは
JAGMO= JApan Game Music Orchestraさんは、「ゲーム音楽を音楽史に残る文化にする」というビジョンのもと、オーケストラ公演を実施する、日本初のゲーム音楽プロ交響楽団です。2014年に結成された、まだ比較的若い楽団さんです。
今回はUndertaleの演奏会のお話をしていますが、このほかにも任天堂シリーズや東方ゲームの演奏会など、幅広いゲームを扱ってらっしゃいます。
私がJAGMOさんを初めて知ったのは「旅人たちの追想組曲」という昨年行われたコンサートです。
私は音楽と縁の無い人生を歩んできたので、オーケストラには疎いですし、ゲーム音楽界にも詳しいわけではありませんでした。そんな音楽の良し悪しがわからないような私でも、めっちゃくちゃに胸が熱くなってしまう演奏だったんです。ゲームというともすれば子供の遊びだと馬鹿にされてしまうようなジャンルに対して、真摯に向かい合っている大人たちがたくさんいて、汗流しながら歯を食いしばりながら熱意をぶつけ合うように演奏していました。その姿は今でも目に焼きついて離れません。
そんなJAGMOさんが今度はUndertaleのコンサートという素晴らしい企画を立ててくれたということで、即チケットをとったわけです。即とっただけあって、非常に良い席を確保することができました。(それでも最上ランクの席は抑えることができませんでしたが!)
会場に到着
入場するなり、Undertaleぬいぐるみたちがお出迎えしてくれました。トレーナー&ロケットも可愛いですよね~!
割とギリギリに到着したので、ロビーは結構混雑していました。そして物販に鬼のような行列ができていました。とりあえずその場でグッズを買うのは諦めて、同居人と共にこちらの申請手続きをしてきました。
パトロネージュゴールド会員です!
パトロネージュというのはJAGMOさんのパトロン制度みたいなシステムです。
JAGMOは、ゲーム音楽を主体とする日本初のプロ交響楽団として活動を展開しています。
世界一のゲーム音楽生演奏を追求するJAGMOにとって、
パトロンの皆様のご支援はなくてはならないものです。ただのファンクラブではなく、あえてパトロネージュプログラムと
銘打っているのには、一番に芸術性・文化性の追求を目指し、
より良い音楽、コンサートを目指していることが背景にございます。JAGMOは、常に成長し続ける交響楽団として、より深い感動をお届けすることをお約束いたします。
これに入会しますと、パンフレット類のグッズがいただける上にチケット代割引もあり、さらにはパンフレットやスクリーンに自分らの名前が載るという素晴らしいシステムなんですね。(この他にも色々特典ありますが割愛します。)
初めて演奏を聴いたときから、この演奏をもっと支援したいと思った私にとって念願のパトロネージュ会員。実は同居人と割り勘で登録したので半人前なのですが、なったったぞ~!!!!という気持ちです。次回から我々の名前も載っちゃいますよ!
コンサート内容
プログラムはこちらの公式ページがわかりやすい(し可愛い)です。
ざっくり言うと、Undertaleというゲームのスタートからゴールまでを順を追って演奏し、ゲームを追体験するような内容になっています。
先ほども書いたとおり、以前JAGMOさんのイベントで参加したのは「旅人たちの追想組曲」*2
という歴代RPGのBGMのメドレー演奏会でした。このときは名作たちのBGMを数曲ずつピックアップしながら演奏するという形式だったので、undertaleは5曲ほどしか聴くことができませんでした。なので、今回Undertaleのみでたっぷり楽しめる内容となっていたことが非常に嬉しかったです。
今回の演奏会で特殊だったのは、ステージ中央にスクリーンが設置されており、そこにゲームプレイ映像を流すという演出がとられていたことです。オーケストラの壮大なBGMを聴きながらゲームをプレイしている気持ちを味わえるということですね。
演奏を聴いて
実際にゲーム映像を見ながら演奏を聴くというのは非常に贅沢な体験で、何度も熱い気持ちがこみ上げました。特に、ゲームを始めたときにプレイヤーが一番最初に聴く曲である『Once upon a time(むかしむかし…)』の優しいメロディーは胸に沁みて、「今日ここに来て良かった」「Undertaleというゲームに出会えてよかった」と心底思いました。
優しい世界観にあったかい気持ちになったことも、何回も負けて悔しかったことも、人間の所業とは思えない酷い展開で心が震えたことも、全部自分がゲームの中の主人公であるかのようにばぁーっと思い出されて、涙が止まらなかったです。
やすっぽい表現ばかりで我ながら恥ずかしいのですが、私はこれ以上自分の感動を文字で表すことができません。それほど素晴らしい演奏でした。
最後に
嘘みたいな話で恐縮なのですが、私にこのUndertaleという作品をゴリ押ししてきた友人はもうこの世にいません。去年あっさり事故で亡くなりました。あれだけUndertale大好きなクソオタクだったくせに、なんで色々作品の名前が知れてきたころにいなくなってんだよ、と思います。奴にもこの演奏が届いていることを願います。
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