こんにちは、ちゃいこです。
満を持してUndertaleをご紹介しようと思います。
何を隠そう、今週土曜日にUndertaleコンサートが控えておりますんで、前菜としてね(?)。JAGMOさん主宰です。楽しみすぎる。
初めに忠告ですが、以下は具体的なネタバレは含んでいません。(あのキャラクターが実は○○でした~!とか○○で○○が明らかになります!とか)ですが、概要やなんとなくの流れには触れています。
個人的には、このゲームはネタバレをくらうと楽しさが半減してしまうタイプのゲームだと思っています。なので、一切予備知識なくプレイしたいって人は見ない方が良いかもしれません。どんなゲームかざっくり知りたい方に向けて書いています。
Undertaleとは
Undertaleは、toby foxさんが中心となって制作し2015年にsteamで公開されたゲームです。ウッカリ地底に落ちてしまった主人公が、地上を目指して頑張るハートフルストーリー。発売後またたく間に広まり、世界中でヒットする人気作品となりました。
RPGらしくバトル要素もありますが、このゲームのコンセプトは「誰も倒さなくていいRPG」。バトルせずに話を進める方法もあります。
レトロゲーム感
プレイ画面はご覧の通りドット絵で構成されていて、レトロな雰囲気です。ゲームボーイみたいな感じ。操作も基本十字キーとボタンのみです。なんでもtobyさんが任天堂ファンらしいです。motherとか。納得~。
バトルシステムも古き良き弾幕ゲームで、シンプルな作りになっています。
キャラクターが不思議可愛い
ドット絵ですし、美少女やイケメンが出てくるわけではないですが、敵も味方も可愛いです。
tobyさんの世界観・キャラクター観は独特で、骨にまつわるギャグが好きなガイコツとか、ムキムキの白い犬とか、めっちゃオタクなトカゲ(多分)の博士などなど、不思議な設定や言い回しを持ったキャラクターがたくさん登場します。
BGMが最高
Undertaleの魅力は挙げるとキリがありませんが、特筆してご紹介したいのはBGM。良すぎて一時ずっと聴いてました。
サントラももちろんありまして、100曲以上も収録されているんですが、なんと980円。あり得ない。安すぎる。そもそもゲームも980円。異常です。
steam上からだとゲームとセットで購入できるんですが、ゲーム+サントラで1,780円。ソッコー買いますよね。というか買った方がいいです。
東京や大阪ではたまにUndertale演奏会が開催されるのですが、チケット即完売ばっかりなので曲のクオリティはお墨付きですよ~。
良い意味での「裏切り」
※ここから突然長くなります。
先ほども述べたとおり、このゲームのコンセプトは「誰も倒さなくていいRPG」。加えて、ゲーム説明にもポップでハートフルな感じの文章が並んでいます。
これにより、「心あたたまるゲームなんだ!」と騙される人が多発しました。
断っておきますが、このコンセプトは嘘ではありません。本当に敵を殺さずにクリアできますし、ハートウォーミング要素も十分詰め込まれています。
ですが、よく考えてほしいのは、「敵を殺さずにクリアできるということは、敵を殺した際、それは明確に自らの意思で殺していることになる」ということです。不穏ですよね。Undertaleはこの不穏要素をひた隠しにして広告を行ってます。敢えてそういう売り込み方をしているのです。(たぶん)
例)switch版の予告ムービー
こうして予告とのギャップに気づいたプレイヤーたちが打ちのめされまくったわけです。
誰も倒さなくていいRPG
「じゃあ殺さなきゃいいじゃん!」と思っているそこのあなた。そんな簡単じゃないんですよ。例えばポケモンだと、バトルを避けたいときは『▼にげる』コマンドを選べば大抵済みますが、Undertaleはキャラクターごとに正しい手順を踏まないとバトルを避けることができません。なんなら、殺してしまった方が簡単なことさえあります。
そして何より重要なのは、このゲームにはNルート(ノーマルルート)、Pルート、Gルートの3つのルートがあり、それらは敵を殺す殺さないで分岐すること、そしてその3つのルートを全てクリアしないとストーリーの全貌を知ることができないということです。
※以下、もう少し詳しくルートの話をしています。そこまで核心的なことには触れていないつもりですが、念のため文字色反転させときますね。見たくない人は飛ばしてください。
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ルートは以下の3つです。
・ノーマルルート(Nルート、中立ルート)
・パシフィストルート(Pルート、平和主義者ルート)
・ジェノサイドルート(Gルート、殺戮ルート)
名前から予想がつくと思いますが、3つ目のGルートは人間の良心を踏みにじられまくります。詳細はプレイしてからお確かめ下さい。
ちなみに、一度Gルートをクリアしてしまうとフラグが立ってしまい、以降Pルートをクリアしても通常のPルートとは(悪い意味で)違うエンディングを迎えます。どういうことかと言いますと、「最後は平和に終わりたいから、しんどそうなGルート先に終わらせて、最後にPルートクリアしよっと♪」作戦が全く効かないということです。このシステムを考えたtobyさんはホンマもんの鬼畜です。そんなtobyさんが好き。
↑↑ここまで↑↑
なお、難易度としてはN<<<P<<<<<<<<Gとなっております。このGルートがホンッッットに難しくて、Nルートは数時間で終わったのにGルートクリアには半年かかるとかザラです。ちなみに私も終わってません。真面目に100連敗くらいしています。(私がゲーム下手というのも大いにありますが。)
攻略サイトはたくさんありますので、行き詰まったらそれらを利用することをオススメします。あとYoutubeで検索すると一番に重大なネタバレ動画があがってしまうので、ネタバレされたくないって人は検索やめたほうがいいですよ~!
小ネタ
このUndertale、もちろん日本でも人気を集めたのですが、しばらく日本語バージョンは発売されていませんでした。会話劇の多いこのゲーム、どうやって乗りきっていたかというと、なんと有志が集って非公式日本語パッチ(かなりしっかりしているやつ)を作ってくれたんですね。愛のなせるわざです。
その後公式から日本語パッチが発表されたので、現在はダウンロードできなくなっている…らしいです。
この非公式と公式の日本語訳ですが、かなり訳が違いまして、非公式パッチユーザーだった私は今の公式日本語Undertaleの固有名詞がわかりませんし、時々見かけるセリフも違いすぎてビックリしています。どちらも好きなので問題ないんですけれども。
いかがでしたでしょうか。ちょっとでも興味抱いて頂けましたかね…なんか良さが伝わったかすごく心配です。値段もお手ごろですし、低スペックPCでもなんとかなるので是非プレイしてみてください!