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ポケモンアニメ再開がめちゃくちゃうれしい

こんにちは、ちゃいこです。

コロナの影響で制作&放送ストップしていたポケモン、放送再開だそうで~~す!!!

やったね~!!!!!!!みんなうれしいね~~!!!

今回のニュースで大喜びしている私ですが、アニメ版のポケモン(以下アニポケ)にハマったのは相当久しぶりです。

前回はっきりと見ていた記憶があるのは「アドバンスジェネレーション」、ハルカとマサトと一緒に旅していた時代です。2002~2006年の作品だそうで。14年も前じゃん…。

その後は単純に忙しくなってきて毎週アニメを追えなくなったことと、年齢的なこともありポケモンというコンテンツから離れていました。

そんな私が見事にハマってしまった、今期のアニポケはすごいんです!今期のアニポケはすごいの話を、させて下さい!!!!  

 

 

アニメ20周年

俺たちのポケモンもすっかりご長寿アニメとなりまして、昨年ついに20周年を迎えました。めでたいですね!

その20年という節目にかかって放送されていたのが『ポケットモンスター サンアンドムーン』です。同名のゲームを元にしたストーリーで、アローラ地方という南の島を舞台にしていました。 


【公式】アニメ「ポケットモンスター サン&ムーン」2016年11月スタート!

この作品は、これまでのアニメシリーズから大きく変わった点がいくつかあります。

・作画の大幅な変更

・主人公・サトシのキャラクター性の変更

・サトシが旅に出ずに学校に通う

ポケモンジムがない

(詳細についてはこちらの記事にてわかりやすくまとめられていましたので気になる方はご参照ください。 )

この大リニューアルは、特にこれまでのポケモンを知っている我々世代にとっては大変な衝撃でした。当然賛否両論が挙がりました。

私個人としては、ここで大幅なリニューアルを行ったことは正しかったと思っています。新しい地方で、新しいポケモンたち、装いを新たにしたキャラクターたちが揃ったこの作品は、新規の方々にとって敷居の低い作品になったのではないでしょうか。実際に、子供たちの間での人気は高いようです。

しかし……悲しいことに、人間は年を重ねると新しいものが受け入れがたくなってしまうものです。

私は最初の数話で離脱してしまいました。リニューアルした絵もとってもかわいいし、設定も魅力的なのに、「私の知っているポケモンと全然違う!」という戸惑いが大きく……。私はポケモンのメインターゲットから外れてしまったのだなあ……とやや落ち込みました。

そんな出来事があったことなどすっかり忘れてしまっていた2020年頭、私は久しぶりにポケモンのゲームを購入し熱中しました。Nintendo Swicthの『ソード&シールド』です。

同時期にAmazonPrimeでポケモン最新作が配信されていることに気づき、ソードを楽しんでいる今ならアニメも楽しめるのでは?と再生したのが、第1話「ピカチュウ誕生!」。舞台はマサラタウンピカチュウがサトシに出会う前の物語です。

それがあまりにも可愛くって、2話も見ちゃうか~と思ったが最後、気が付けば最新話まで追いついていました。恐るべし、ポケモン

 

ポケモンワールド網羅 

今作のポケモンは、サトシがポケモン研究で有名なサクラギ博士から調査の一部を担うリサーチフェローという任務を与えられるところからスタートします。サンムーンから引き続きサトシは旅に出ず、クチバシティにあるサクラギ研究所を拠点に物語が展開していく形式です。ク、クチバシティ!?

クチバシティ*1てお前…サトシのピカチュウマチスライチュウに負けて、マチスに「ベイビー」ってバカにされたことが悔しくて「ピカチュウ…お前進化するか?」つってサトシがピカチュウにかみなりの石差し出すんだけども、ピカチュウはそんなもんいらねぇ!!って突き返して、そっから特訓して最後には見事ライチュウを打ち負かした……*2っていうあの思い出の土地!

……そう。今回ソードきっかけで視聴したものの、実は今回の舞台はガラル地方(ソード&シールドの舞台)ではありませんでした。正確に言うと、ガラル地方だけではありません、でした。*3

なんと、これまでのシリーズに登場したすべての地方が舞台です!すげえぜ!

ちなみに、時系列ははっきりとは示されていませんが、サトシの部屋にアローラのバッジやトロフィーが置かれていたこと、ピカチュウがエレキネットを覚えていることからアローラ地方から帰ってきたあとであることはわかっています。またクチバシティのジムでもサトシとマチスのバトルが語り継がれていましたので、カントーは制圧済みです。

サトシたちは各地方を回り、その土地のポケモンたちが次々登場します。ジョウト地方に行ってオタチやホーホーに会ったり……ホウエン地方に行ってスバメアゲハントに会ったり……。これには新時代についていけずしょげ返っていた懐古厨(私)も大歓喜です。

とは言え、これは何も懐古厨優遇施策というわけではなく、歴史の長いシリーズであるからこそ総集編という意味合いも込められているのだと思います。サトシからも懐かしいメンバーに再会するというニュアンスはあまり感じられません。

そのあたりのバランスをうまいこと調整しているのがもう一人のメインキャラクターであり、今回のサトシのバディであるゴウです。

 

ポケモン初心者のゴウくん

このゴウくんは、昔出会ったミュウのゲットを夢見るポケモン大好き少年なのですが、ポケモンには詳しい一方で実戦経験のない頭でっかちな子でもあります。バトルどころか、モンスターボールすら投げたことがありません。

昔からミュウを筆頭にしたポケモンの勉強に没頭していたせいで友達が少なく、サクラギ博士の娘・コハルとくらいしか交流がないほどです。おかげで人付き合いは苦手。不器用ですが優しい心を持ちあわせています。

サトシと共にリサーチフェローに任命されてから、ゴウにとっての本当の意味でのポケモンライフが幕を開けます。ポケモンと関わりを深めていく中でのゴウの新鮮な驚きや感動のおかげで、「過去の地方を懐かしむ」という意味合いがぐっと抑えられているように感じます。

そして、何より今作のストーリーを深めているのはゴウとヒバニーの関係性です。ポケモンとの(というか他人との)付き合い方が上手くいかないゴウと、ヤンチャで素直じゃないヒバニーが時にぶつかり合いながら少しずつ成長し、信頼を深めていく様子はぐっと引き込まれます。

ていうかまずヒバニーが可愛すぎるんですよね。「ヒッバァ~!(きらきらな瞳)」ってなんなん。本当に本当に可愛い。ヒバニーが進化して思春期の男の子みたいになってしまったときには各所でヒバニーロスが発生したほど愛されています。ソードでの相棒ヒバニー選んでて*4心の底から良かったと思いました。

なお、"ポケモン初心者"としてのゴウに対して、サトシは先輩のような態度です。これまでの経歴から考えてサトシはもうトップトレーナーくらいの域に入っているのでは?という感じなのですが、知識や経験をひけらかすことなくゴウのペースを見守り、時にはアドバイスを与えることもあります。ただ、そのバトルオタクぶりや強情さは健在です。

 

ポケモンと人との関係性

昔はどちらかというとポケモンはバトルや仕事のパートナーという描写が強かったように思うのですが、ここ数年は人々の生活に溶け込んだポケモンの描写が目立ちます。あの傑作映画『名探偵ピカチュウ』もまさにそんな感じですよね。今作でもそれは表れており、人の暮らしを助けるポケモンの姿や野生で暮らすポケモンの生態などが描かれています。

また、個人によってポケモンとの付き合い方が大きく異なるのも印象的です。例えばサトシはチャンピオン・ダンデとのバトルを目指しますが、バトルよりもポケモン自体への関心が強いゴウはすべてのポケモンのゲットを目指します。

また、先ほどちらっとお話にでたコハルは、博士の娘という立場から周囲からはポケモン好きだと思われがちですが、実際はポケモンに対して淡泊であり所持しているポケモンもいません。父親(サクラギ博士)のポケモンであるワンパチには大変なつかれており、これについては11話というエモ回を観てください。

ワンパチもピカチュウ、ヒバニーと並ぶ「可愛すぎてどうにかなってしまう」ポケモンです。ゲーム内での鳴き声である「イヌヌワン」があだ名として浸透しておりますが、アニメでは畳みかけるように「ワンパッワンパッワンパッ」と鳴きます。イヌヌワンじゃないのかよ……可愛いよ大好きワンパ……。

とにかく、サトシやゴウみたいなポケモンが大好きな子ばかりではないよね、という。素敵なメッセージだと思います。

ポケモン悪用組代表であるロケット団ももちろん登場。しかも「なんだかんだと聞かれたら……」という初期の口上が復活しており激アツです。いつまで経ってもこいつらがクビになっていないことを考えると、サカキ様は大変寛容なリーダーであることが伺えますね。

  

ポケットモンスター

ポケモンのアニメをはじめて見る方も、昔見ていたけれど最近全く触れていない方も楽しめる今作。タイトルは『ポケットモンスター』。新たな一歩を踏み出すに相応しい、初期アニメ以来の無印タイトルです。

www.youtube.com

現在アニポケは日曜夕方6時から放送中ですが、見逃し配信やAmazonPrime等サブスクリプションサービスでの配信も行っています。

テレビアニメ | ポケットモンスターオフィシャルサイト

興味の湧いた方は是非見てみてくださいね!

長くなってしまいましたが、ではでは!

 

 

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*1:サトシが一番最初に巡った地方、カントー地方の一都市。ゲームボーイ版=最初期のゲームに登場する。

*2:旧『ポケットモンスター』第14話

*3:少子化や前作で行われた放送時間変更などの環境変化にゲーム・カード・玩具といったポケモンのコンテンツが対応していることに鑑みて、アニメも方向転換して原点に立ち返り、自由な発想で制作することになったため」だそうです。流石俺たちのポケモンだぜ…。(Wikipediaより)

*4:今ではすっかり成長してしまいイケメンウサギになってしまった。これはこれでいいけど、可愛いヒバニー戻ってきて…。