こんにちは。ちゃいこです。
今回は、生まれて初めて東京ディズニーランドに遊びにいった女がどんどん語彙力を失いながら感想を述べる記事になっています。
なお、出発前に下調べなどはほとんどしていません。「何も知らないまんま飛び込んだ方が感動が増す気がする」教に入信しています。待機時間アプリだけは入れとけ！！とディズニーランドプロに言われたので入れました。
夢の国のイメージ
私は20代半ばなんですが、これまでディズニーランドに行ったことがありませんでした。
福岡からディズニーランドに行くってなると、飛行機代・宿代が加わるので割と気合入れないといけない金額になるんですよね。行くには数万円かかるイメージでした。
この前たまたまディズニーランドのチケット料金知って、「いや全然いける値段やん！」と驚愕。せっかくこっちに引っ越してきて近くなりましたし、ついに行ってみることにしました。
ひねくれ者の苦悩
しかし、私は道中大きな不安に襲われていました。「こんなみんなに愛されているテーマパークで、もし楽しめなかったらどうしよう」という不安です。
それと言うのも、私自身が特別ディズニー好きというわけではないからです。「普通」くらい。ディズニー作品のメジャーどころについてはさすがに見たことありますし、好きな作品くらいは挙げられますが…。さらに、ディズニーランドって子供がメインターゲットなイメージだから、大人になって行っても楽しめないのではないか？という気持ちもありました。
「君の名が。」がまさに『楽しみたかったのに楽しめなかった』の典型例でした。以前の記事でも触れましたが、私は新海さんの作品が好きです。それに加えて評判も良かったのでものすごく楽しみにしていたんですけど、ちょっとしたクソ野郎のせいで本当に台無しの気分になってしまい、作品への感動は激減、全然楽しめなかったというトラウマがあるのです*1。私の中で「君の名は。」は悲しい思い出と共にあります。最近ようやく素直にあの作品を受け入れられ始めたところです。
結果
結論からいいますと、そんな不安は完っ全に無用でした。
直前まで「楽しめなかったらどうしよ」とかtweetしていたこの女、帰るときにはミッキーの耳をつけてドナルドのぬいぐるみ抱いてアナ雪がプリントされたお土産袋提げて、ウキウキディズニースタイルで帰宅しておりました。すごいですね、ディズニーランド。素直に感動しました。
個人的にはアトラクションはそれほど…という感じでした。やっぱりあくまで子供がメインターゲットであり、大人である我々が物足りなく感じてしまうのは当然のことだと思います。というかそうあるべきであって、不満は全くありません。
ジェットコースター好きなのでビックサンダーマウンテン乗ったんですが、あまりの刺激のなさに「優しい…なんて優しいジェットコースター！」と驚いていたところ、前に乗ってた女の子はギャン泣きでお母さんに助けを求めていました。そういうことだと思います。
世界観の作り込みがすごい
入場してすぐの出来事だったんですが、スペースマウンテンのファストパス発行しようとして間違ってスターツアーズ(スター・ウォーズのアトラクション)のファストパスを発行しました。
意味わからないですよね。私も意味がわかりませんでした。スター・ウォーズ一回も見たことないし。でもファストパス発券スペースの場所も悪かったから、絶対他にも間違えたことある人いると思います。あるあるなのかもしれないです。
とりあえず、「まぁいっか」と意気揚々と乗り込みました。
その待機列に並んでいて気づいたのですが、細かいとこの作り込みがすごいですね。スターツアーズは宇宙旅行をモチーフとしていて、待機列が空港の搭乗口のようなつくりになっているのですが、ほとんど意識して見ないようなところにまで預けられた荷物が置いてあったり、小さなお仕事ロボットが働いていたりとバッチリ作りこんでありました。綻びがないというか、そこが作り物である証拠が残されていないことに非常に感心しました。
その他にも、樹上に建てられた家をテーマにしているスイスツリーハウスで大樹の葉っぱ一枚一枚が作られていたり、西部アメリカをイメージしたエリアではランタンが砂でくすんでいたり、とにかく細部へのこだわりが半端なくて、散歩してるだけでも十分満足できそうな気がします。実際、年パスを所持している知り合いは写真撮影のためだけに散歩しにいったりしているようです。
カリブの海賊がすごい
アトラクションの中で唯一、カリブの海賊はマジで感動しました。いやカリブの海賊やばくないですか？
乗ったことない人のために解説しますと、カリブの海賊というのはボートで海賊の世界を巡るタイプのアトラクションです。
出発したボートはまず静かな川を進んでいきます。遠くに見えるレストランの灯り(本当のレストランです。予約制らしい。)と蛍の光が美しく、すでにムード満点。
そこから海賊の幽霊？たちのいる洞窟に入っていくのですが、海賊たちの人形のクオリティが高すぎる！ ジャックスパロウ(ジョニー・デップ)とか本物かと思いました。
「えっ人間？！あれ人間？！人形！！！」
と叫び続けていたのは私です。すみません。
実際、アメリカかどっかのディズニーランドで人形の中にジョニー・デップ本人が紛れるドッキリやったことあるらしいですね。そんな場に居合わせてしまったら絶対死ぬ。
海賊たちが一斉に「カリブの海賊」を歌うシーンでは感情が最高に昂りました。美女と野獣とかレミゼとかレントとか、酒場で酔っぱらいたちがみんなで歌うシーンありますよね。ああいうのメッッッチャ好きなんですよね。全員が楽しそうで賑やかで…。海賊たちの歌声はそんな私の好みドンピシャストライクでした。
パレードがすごい
それからパレードも観ました。ハピネスイズヒア*2とエレクトリカルパレード、どちらも観ました。何が言いたいかというと、
パレードすごすぎ。何よりもすごい。一番すごい。すごすぎてヤバイ。
さっきも同じようなこと書きましたが、元々ミュージカルみたいなみんなで歌って踊って～みたいなの大好きなんです。そんなとこにあんなパレード来てみてくださいよ。しかもほぼほぼ最前列。それはもう、普通に、泣くしか、ない。ていうか泣いた。すごい。すごいよ。
さほどディズニー推しでもない私でさえ涙を流していたのに、ずっとディズニーに憧れていた人はどうなるんですかね。絶命でもするんでしょうか。
ダンサーさんたちは衣装もダンスも可愛くて(しかもファンサが素晴らしい)、着ぐるみたちも最高に可愛くて(握手したり手をふりかえしてくれたりする)、何ていうのかわかりませんがあの乗り物たちもファンタジックで可愛くて(特にエレクトリカルパレードは超綺麗)、どれもこれも「可愛い！！！」「すごい！！！」みたいな言葉しか出なかったです。
しかし、最も胸を撃ち抜いてきたのはプリンセス役のキャストさんたち。あれ絶対本物のプリンセスですよね？？あのたおやかな動きと夢見るような表情、現実に存在していいんですかね？？白雪姫も、アラジンとジャスミンも、シンデレラも、みんな本物でしたよ。あれは本物でした。
見る前は写真撮ろ～☆みたいな感じだったのに、結局カメラはほとんど使いませんでした。目の前にいるのに、網膜に刻み付けなくてどうするんだ！という気持ちです。それでも辛うじてスマホで撮った写真がこちらです。
テンション上がりすぎて何も撮れていない。
あと、ハピネスイズヒアって名前を最初に聞いたとき、正直「ハピネスイズヒア～～？？www」とちょっとクスクスしてたことをここで懺悔します。ディズニーランド嘘ついてなかった…声を大にして叫びたい…Happiness is here！！！！と…。
ディズニーランドの欠点
そんなディズニーランドにも欠点がありました。
全く体力がもたない。
朝弱いし体力もつ自信もなかったので、昼前になってノコノコと入園したんですが、それでも16時頃には完全に電池が切れてしまいました。なんでエレクトリカルパレード最前列で観れたかって、もう一歩たりとも歩けなくなったからメチャクチャ早い段階で場所取りして座ってたからなんですね。
独身の私でさえこんななのに、世のファミリーはどうやってこの遊園地を乗りきっているのか心底不思議に思います。子供連れて１日回れる気がしないです。
とは言え、アトラクションの待機列の途中に水飲み場があったり、たくさんベンチが置いてあったりと、休めるような工夫はたくさんありました。ベビーカー置き場やトイレの広さもパパママ的に嬉しそうですね。
要するに私の体力が無いという話でした。
夢の国だった
私は相当なひねくれ者です。例えば、今回のディズニーランドではドナルドの人形を買ったときに店員のお姉さんから「ドナルドだよ～❤️」みたいなアクションをとられたのですが(困惑)みたいな表情を浮かべてしまったこともあります。
※誤解を招かぬよう説明しておきますが、お姉さんは全く悪くありません。そういうことされても上手くリアクションを返せない自己嫌悪から生じる不快さと困惑です。
そんな私でもディズニーランドの歓迎ムードは嬉しかったですし、パレードのダンサーさんたちに激はしゃぎもしました。なんか本当に、普通に楽しくて良かったです。これが夢の国と呼ばれる所以なんだな～と。どんな人でも楽しめるよう努めてあるキャラクターたちやキャストさんを心の底から尊敬しました。
ちなみに、ディズニーランド行ったけどそんな楽しくなかったけど？って人。大丈夫です。あんな人混みなら疲れが勝つのも当然です。向き不向きありますから別の楽しいこと探しましょう。
おまけ
帰り道、ひっさびさに肉体的にクタクタになって疲れはてていました。オフィスワーカーにはあまりにも過酷な一日でした。ですが我々は子供ではなく大人。帰ったらご飯作って風呂洗わないといけません。
無理。
早々にあきらめました。ご飯は惣菜やさんで買って、お風呂は私の愛する銭湯に行きました。銭湯大好き！ディズニーランドでくたくたになるまで遊んで、銭湯で熱いお湯にガッと浸かって、美味しいご飯とお酒を楽しむ休日･･･完全に最高でしたね･･･。
