こんにちは、ちゃいこです。
洋服買うの、楽しくなかったんですよね。これまで。
すっごい遡ると、まず親が服に興味なくて。(それだけが要因ではないですが、親がファッションに関心あるかどうかって子供に結構影響すると思うんですよね。)
雑誌も買ってもらえなかった上に、アニメばっかり見てたから、なんとなくファッションに興味を持つ機会を逃しました。
親から買ってもらった服が可愛ければ嬉しかったですし、お気に入りのワンピースを何度も何度も着るようなことはありましたが、服を買うことはそんなに好きではありませんでした。
これは、うちが経済的に豊か!といえるような家庭ではなかったので、遠慮して思う存分買い物を楽しめなかった、という別の事情もありますけれども。
いよいよ自分のお金で好きなように洋服を買えるようになったころに気づいたのは、私に合うサイズの洋服はあまり売られていないということです。
私は身長150cm前後で、そんなに珍しい身長帯ではありませんが、まあ低身長の部類に入ります。
よく街で見かけるような低価格のお洋服というのは、コスト削減のためにワンサイズで大量生産を行っていることがほとんどです。女性だと、大体155~160cmくらいでしょうか。その”標準サイズ”からはみ出すと、ちょうどいいサイズの洋服というのは見つけるのが結構大変です。
本当は、探せば色々お店があるのだと思います。
でも、私のようにおしゃれに疎く、サーチ能力が養われていない人間は、探す途中で心が折れます。
例えば、「低身長向け 洋服 ブランド」で調べたとしてもよく分からんキュレーションサイトばかり出てくるわけです。(インスタ使えって話ですが、インスタはどうしてもUIがしっくりこなくて…。)
服を買いに行ったときに、まず服のサイズを見なければなりません。そこにSサイズがなければそのお店はNGです。
そしていくらかサイズ展開しているようなお店を見つけ出して、自分が着たいと思う服ではなく着られる服の中から最も良いものを選びます。
何より苦痛だったのは、ワンピースを買うときでした。
ワンピースは、特に体に合うものを見つけづらい洋服です。丈、肩、襟首、袖……全部合うものはほとんど見つけたことがありません。
可愛いと思ったものはことごとく大きくて、あったと思ったら大きく予算オーバーで。
せっかく旦那についてきてもらってお店を見て回っても、あまりにも無くて悲しくなってしまって途中で帰ることが結構ありました。
大げさかもしれませんが、「お前が着られる服はないよ」と言われているような気持ちでした。
そんな感じでネガティブまっしぐら、GU・ユニクロ・ZARAに頼りきりの人生を送っていたんですが、先日あったウイグル綿の話題でのファストリ側の対応に不信感を抱いたことをきっかけに、改めて自分にちょうど良いショップを探しておりました。
そこで出会ったのがこちらのツイートです。
Cara by Katrin TOKYO【カーラ】
— 🥚 低身長×骨格ストレート (@146_straight) 2021年1月12日
少し個性的だったり、カラーものが多く、ここにしかない素敵なデザインばかり。低身長でも着れるものから選ぶのではなく、欲しいものを選べると嬉しくなったブランド!購入しやすい価格帯なので、沢山試せるのも嬉しい😌#低身長 #低身長ファッション pic.twitter.com/cG9znUcDe0
世の中にこんなお店があるのー!?と雷が落ちたみたいでした。今まで私が見ていたインターネットは何だったのでしょうか。
どのお店もデザインが素敵で、しかも全部サイズがあるんです。ツリーで紹介されているショップを隅々まで見て、初めて自分が着たい服を選べることを知って、本当に、泣いてしまいそうになるくらい嬉しかったです。
色々なツイートを見て、同じように悩んでいる人がたくさんいること、みんな情報交換しながら楽しいおしゃれライフを送っていることを知りました。
ショップをめぐると気分が落ち込んでしまう人間が自分だけでないというだけで、かなり勇気づけられました。
嬉しい気持ちでいっぱいになりながら、ツイートの情報を元に、私に着られるべく(強気)集まった洋服の中から吟味して吟味して、ワンピースと他数着を買いました。
届いたワンピースは初めてのジャストサイズで、着るたびに「あんたも可愛いワンピース着ていいんですよ」と私を元気づけてくれています。
……なお、一緒に買ったチノパンは、ウエスト攻めたサイズにしてみたらものの見事に入りませんでした。これはひとえに、私がここ1年で怠けて太った結果です。反省します。
私は標準サイズより小さいサイズなので、着れる服が少ないとは言え裾上げしたり直したりする余地がありますが、例えば高身長の方や体格が大きい人は本当に苦労するだろうなと思います。
誰もが知ってる大手アパレルブランドも、もちろん引き続きお世話になると思います。ですが、私のような標準"外"にされてしまった人たちのために服を作ってくれているブランドも大切にしていきたいです。
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